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2018年11月14日 (水)

OpenGL 準備編

ここでは OpenGL の Visual Studio 2013 での入門を、覚え書き程度に書いておきます。
なお私の環境では 64bit の windows10 なので、32bit のOSでは細かいところが
違うかもしれません。また Visuai Studio 2013 の基本的な設定は、
(Windows sdk 7.1、x64 環境など)済んでいるという前提です。

インストールの仕方は以下のページを参考にしました。
「GLUTによる「手抜き」OpenGL入門」
https://tokoik.github.io/opengl/libglut.html
(の「2.3 Windows 系 OS にインストールする」より)

まず以下のページから「freeglut-3.0.0.tar.gz」をダウンロードします。
http://freeglut.sourceforge.net/

これを展開するのに、例えば「lhaplus」などで展開することが出来ます。
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/lhaplus/
私はドキュメントフォルダに「 Visual Studio 2013 」があったので
そこに展開したフォルダ「freeglut-3.0.0」を「切り取り」「貼り付け」しました。


これだと sln ファイルが含まれてないので「CMake」を使いました。
https://cmake.org/download/
「Download Latest Release」をクリックし、64bitプログラミングがしたいのなら
cmake-3.13.0-rc3-win64-x64.msi をダウンロードし、
(32bit プログラミングなら cmake-3.13.0-rc3-win32-x86.msi を)ダブルクリックし、
インストール、デスクトップにある CMakeアイコンをダブルクリックして、起動します。
「Browse Source」に freeglut-3.0.0 フォルダを指定、
(C:¥Users¥(ユーザー名)¥Documents¥Visual Studio 2013¥freeglut-3.0.0 )の形になります。
なお、以下では C:¥Users¥(ユーザー名)¥Documents などのパスは ...¥ などと省略することにします。)
「Browse Build」にその下の build というフォルダを指定します。
(...¥freeglut-3.0.0¥build)
「Configure」をクリック Visual Studio 2013 を選択、
「Use default native compilers 」を選択、「Finish」をクリックします。
そして「Generate」をクリックすると、sln ファイルなどが生成されます。


freeglut.sln は「Browse Build」に指定したフォルダの中に生成されます。
これをダブルクリックして Visual Studio 2013 を起動してください。
そしてメニューの「Release/Debug」はデバックするかどうかで適当に決めてください。
64bit で、ビルドする場合は「win32」をクリックして x64 を選択してください。
もし x64 が出てこない場合は「新規作成」をクリックしてください。
(CMake で選択したものに合わせてください。)
そしてメニューから「ビルド」-「ソリューションのビルド」をクリックして
実行してください。

以下の4つのヘッダファイル
glut.h freeglut.h freeglut_std.h freeglut_ext.h
が「Browse Source」で指定したフォルダの include\GL にあるので
(例: ...¥Documents¥Visual Studio 2013¥freeglut-3.0.0¥include¥GL )
それを 32bit OS 版では
C:¥Program Files¥Windows Kits¥8.1¥Include¥um¥gl
( gl というフォルダがなければ作成してください。)
64 bit版では
C:¥Program Files (x86)¥Windows Kits¥8.1¥Include¥um¥gl
にコピーしてください。

「Browse Build」で指定したフォルダの中の lib フォルダの中の Release/Debug
フォルダの中の freeglutd.lib, freeglut_staticd.lib を
OSが 32bit 版なら
C:¥Program Files¥Windows Kits¥8.1¥Lib¥winv6.3¥um¥x86 に
OSが64bit版なら、CMake に合わせて
Win32 版は
C:¥Program Files (x86)¥Windows Kits¥8.1¥Lib¥winv6.3¥um¥x86
x64 版は
C:¥Program Files (x86)¥Windows Kits¥8.1¥Lib¥winv6.3¥um¥x64
にコピーします。

また「Browse Build」で指定したフォルダの中の bin フォルダの中の Release/Debug
フォルダの中の freeglutd.dll を同様に OSが 32bit 版なら
C:¥Windows¥System32 に
OSが 64bit版なら、
Win32 版は
C:¥Windows¥SysWOW64
x64 版は
C:¥Windows¥System32
にコピーします。

これで準備は完了です。 なお OSが 64bit のとき、 win32 版と x64 版と共存させる
ことも可能です。私はCMake x64 版を先にインストールしていたので
それのアンインストール、CMake win32 版のインストール、
freeglut-3.0.0.tar.gz の解凍をし直して、
freeglut-3.0.0 を freeglut-3.0.0-86 に変更して
...¥Documents¥Visual Studio 2013 にコピペして
CMake し直し等しました。

次回は簡単なプログラムを作って見たいと思います。

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